ミキサー


ミキサーはものによって多少形が違ってもやっていることは同じで,複数の音源の音をまとめる,ということ。だからミキサー。細かい操作法は違っても基本的なところは同じなので説明する。
ミキサーは縦1列で1グループになり,1チャンネルの音声を扱う。1チャンネルの音声とはモノラル音声のこと。ステレオはLR(左右)から違う音を出しているので,2チャンネル必要ということになる。


基本的な使い方

ミキサー1ch

左の図がミキサーの1チャンネルを簡略化したもの。上から順に説明していく。

GAIN(ゲイン)

GAINというのは入力感度のこと。下げすぎれば小さな音は消えてしまい,上げすぎると雑音がひどくなる。最大値は,最も大きい音が入ったときにPEAKランプが一瞬つくくらい。 特にデジタル系の録音機材は入力限界を超えたときのノイズがひどいので,PEAKにぎりぎり行かないくらいがいいかも。

EQ(イコライザー)

EQというのはある周波数帯(高さ)の音を増幅,あるいは減衰させるもの。コンポの音質調整についていることもあるあれを手動にしたもの。大きなミキサーになると増幅・減衰する周波数帯域を調節できるものもある。EQスイッチは入力された音をイコライザーを通して加工するか、それともそのまま手を加えないか選択するもの。EQを通す,通さないは最終的に出力される音を聞いて自分で考えるしかないが,分かんなかったら使わなくていい。

AUX(オグジュアリー)

AUXとは本来の出力先とは独立した出力先へ送るとき使う。要するにおまけ出力と思っていい。これをうまく使ってマイクの音にエコーをかけたりする。

PAN(パンポッド)

PANは入力された音をLRのどちらにするかを決める。LRのバランスは無段階で設定できる。ステレオの場合、L音声は目いっぱいLに、R音声はRに振る。モノラルは真ん中にする。ステレオのLRを両方とも真ん中にすれば、モノラル音声に合成することになる。

FADER(フェーダー)

FADERはそのチャンネルに入力された音声を,どの程度マスターに送るかということを調節する。最低にすれば音声は出力されない。普通これは最高にはせずに,0と書いてあるあたり(上から3割くらい下がったところ)を最大とする。

MASTER(マスター)

図にはないが,個々のチャンネルからの音は普通マスターチャンネルに送られる。ここが音の出口の一歩手前で,マスターフェーダーは全体の音量調節を受け持つ。マスターを上げなければそれぞれのチャンネルをいじっても音は出ない。

特殊効果

さっきちょっと書いたエコーなど特殊効果のかけかた。これは専用の機械があればいいのだが,つなぎかたに工夫がいることがある。ミキサーから出力される音声にエフェクターをつなぐと,全部の音源に効果がかかってしまう。それで困らないのならいいが、特定の音源だけに効果をかけたい場合はAUX出力を使う。たとえばマイクの音声にだけ効果をかけ,BGMのCDはそのままの音で出力したい場合,マイク音声はマスターに送らずにいったんAUXに送り,エフェクターから戻ってきた信号をまた別のチャンネルに入力しそれをマスターに送る。もちろんCDはそのままマスターに送る。こうすればマイクの音にだけ効果がかかるというわけ。

以下の図を参照のこと。
エフェクターの位置

ファンタム供給スイッチ

ミキサーによってはコンデンサマイクを使ったときのためファンタム供給のスイッチがついていることもあるが,コンデンサマイク以外をキャノンでつないでいるところに供給するとマイクが壊れることがあるので注意する。まあコンデンサマイクを使うような人にはわざわざ説明するまでもないでしょうが…。


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